2016-04-15

これは楽しい ~ソンクラン祭

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こんにちは。

タイと日本の交通事情は大きく異なります。

日本の基準でタイを眺めると、
平地ばかりで飽きやすく、路面が凸凹で、野良犬も多い・・・

など、不満ばかりが目立ってしまいます。

これまでのタイでのライドを振り返ると、
そういった不満が先行し、
楽しくない面ばかり強調されたように思います。←反省
 
 
でもさ、 ここは日本じゃないんだから

もっとタイらしい、タイならではの楽しみ方もあるハズ。

そう考えると、ぱっと前が開けたような気がしました。

 
この4月。
タイは正月を迎えます。
 
ソンクランという長期休暇ですが、その特徴は、

水掛け (≧ー≦)

これに尽きます。

4月13日、14日、15日の3日間は、
道行く人誰に対しても水をかけても怒られない
 
という素敵なイベントが開催されるのです。

何せ、今タイは夏真っ盛りで昼間は40度を越える猛暑。
水くらい掛けてもらわないと、暑くて歩けません。

自転車で街を走っても、同じように水を掛けられるので
暑くないライドが出来るハズ。
 
早速街に繰り出してみました。

まず家の近所の23番道路へ。 
 
この通りは飲食店やマッサージなど繁華街のため、
一番盛り上がっているところです。
バイクがヘルメットしていないとか、細か話は置いておいて、
こんな感じでどんどん水を掛けられに行きますよ。

次に来たのが、デモやテロで騒がしいセントラルワールド前。
中央の道路は車専用のため、人はいませんが、
両脇の歩道では異様な盛り上がりが伺えます。
その盛り上がりの様子を撮影していたら、
ちびっこガンマンに撃たれたw。

セントラルワールドからBTS高架に沿ってルンピニ公園へ。
この先のシーロムエリアは、
バンコクでも最大規模の水鉄砲合戦が繰り広げられている場所。
ワクワクしながら進みます(・∀・)。
シーロムエリアに向かう人たちの手には、巨大水鉄砲。
信号が待ちきれず発射している人も多い。
そのシーロムエリアに自転車で乗り込もうとしたのですが、
人が多く、規制も掛かっているようなので、降りて歩きました。
 
少し長めの動画ですが、その時の映像です。
レーパンのおっさんを狙う物好きはいませんでしたが、
前後を歩く若いおねぇさん達はみんなから標的にされてました。
 
その辺の事情は万国共通。
 
そんな感じで、あちこち回って水浸しになって大満足。

ではそろそろ家に帰りますか、、、と、
人気の無い涼しい道を走っていたら、
 最後にやられた。

タイのお祭りに乗っかるライド。

これ、スゲー楽しいぞ(^ー^)。

ではヽ(´▽`)/

2016-04-11

フアヒンに行ってみた ~ おまけ

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こんにちは。

日本は桜のシーズンが終盤ですが、こちらタイは夏真っ盛り。

タイは一年中ずっと暑くて、雨が振るかどうか、だけの季節かな?
と思っていましたが、

 ① 真夏      (4~5月)
 ② 雨が降る夏  (6~10月)
 ③ 降らない夏  (11月、12月)
 ④ 涼しい夏   (1~3月) と   四季があるんですね。

全部夏ですが(^^;)。


さて、そんなどうでもよい話はさておき、
フアヒン旅のおまけを少し。

本来の目的は200kmではなく、リゾートでのんびり過ごすため。
夕陽が見れなかったので、早朝ゲストハウスで朝日を迎えました。
痛いお尻をかばいながら海岸まで。
 パタヤと違って海の水が綺麗。
オフシーズンだからか、人も少ない。
広くて綺麗な海岸を独り占め。

でも日陰が無いと暑いので、パラソル屋さんにGO!

パラソルとビール。
これですよ。

これこれ。

これがやりたかったんですよ。

朝から、波の音&ビール。
リゾート気分満喫( ̄ー ̄)=3。


そんな感じで、午前中まったり。


シャワーを浴びて12時にホテルをチェックアウト。
 
14時のバンコク行き電車の前に昼食。
チャーハンと、手長エビのフライ。
どちらも絶品。そしてビールに合うわ~w。

お腹も膨れ、いい気分で駅に。

しかし汽車が70分遅れとか、、。
マジか~2時間以上あるよ。

タイでは汽車が遅れるのは普通のことらしい。
諦めて時間つぶす方法を考えましょう。

マッサージかな。
 
涼しい部屋で体をほぐしてもらって300バーツ(1,000円)。
最適な時間つぶしでした。

再び駅へ。
超久しぶりなので、超手こずります。
 
地元の人がめずらしそうに、

これはいくらだ?どこで買ったんだ?と

話しかけてくるので全然集中できませんw。
 
ごめん、ちょっと放っておいて←冷たい
梱包を終え、切符を購入。44バーツ(約150円)。
 
200km越えて帰る道が150円かいっ。
タイの鉄道安すぎだろw。

バンコクまで5時間なので、コンビニで水・お菓子を購入。

電車が到着。バンコクに戻ります。
フアヒンともお別れ。

ちなみにタイの電車の輪行基準ですが。。。

よく分かりません(TーT)。

でも、
大型扇風機とか普通に持ち込んでますので、
邪魔にならなれば問題無し、という感じでしょうか。

3時過ぎにフアヒンを出て、バンコクに着いたのが8時過ぎ。
来るのも大変だったけれど、帰るのも大変だ。

でも、楽しめた週末でした。
ヽ(´▽`)/

2016-04-05

フアヒンに行ってみた ~後編

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こんにちは。

体力が問題なんでしょうか?
いつも後半にトラブルが待っています。←ブログ用に、だろ?

さてその後半戦。
 
すみません。いろいろあったので、長いです。
お暇なときにどうぞ。

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出発したら、いきなり逆風。

この辺りにはこんな感じの池がたくさんあります。
逆風ですが、風は水面を抜けて体にあたるので、冷たくて快適。

進みにくいけれど、涼しいという、
敵なのか、味方なのかわからない風でした(^^;)。
目指すHuaHinはこの看板の一番上、Cha-Amの少し先。
あと80kmちょっとですね。頑張るぜ!
海沿いの橋。
 
逆風は辛いけれど、このまま水辺を走るなら涼しくていいね

と思っていたら、
道は内陸に ・・・。

タイ人よ、何故景色の良い海沿いに道を作らないっ?
  
  
いや・・・ちょっと待てよ(-ー)。
  
確かここは海沿いを走る道だったはず、
俺が道を間違えたのか?と、

サイコンに目をやると、
やっぱり、間違えてた。
正しい道に戻るには・・・っと、

なぬっ!(-ー;)
画面下の分岐点まで戻る必要がある、とな?

えーー。
 
結構、注意してたけど・・・見逃したぁ?

でも、このまま進んだら海からどんどん離れるな。
 
被害を最小限に、と考えるなら、戻るしかないか。

 
ということで、今来た道を引き返します。

くそっ、暑い。
そして、結構戻るなぁ(-ー;)。

とにかく戻ったぞと。
ええっと、、ここは?
さっきの橋じゃん!(*0*;)

そして、こんなところに分岐点なんてありませんからっ!

念のためスマホでも確認。

・・・。
うわっ、やられた。やっぱり道なんて無かった。
ガーミンがそれっぽい表示をするから、
 
つい信じて、、、、
 
 
ちょっと待て。

なんかボーっとして冷静な判断が出来なくなってきたぞ?
 
暑さにやられた。

ちょっと休憩しなきゃ・・・と、目の前のコンビニへ。

  
水分を補給し、日陰でゆっくり休みます。
ボーっとしながらも、確実に分かった事が一つ。


このまま進むと、きっと死ぬ。

だって、
普通に40度越えてますから。

落ち着け、俺。
こんなこともあろうかと、風で冷たくなるタオルを持ってきたハズ。
そいつを首に巻いて、体に水をかけて進もう。
 
はぁ~、少し落ち着いてきた。
ようやく周りも見えてきたよ。
ね?
見過ごしそうな看板も、ちゃんと・・・って何コレ、サル?
  
サルって何よ?

Σ(・0・;) いるわ。タイ、、だよな、ここは。
 
改めて暑さ対策をしっかり行い
 塩田ばかりの、涼しさのカケラも無い場所を走っていると、
真夏の琵琶湖を思い出しますね。
日陰が全然無い。
 
この厄介な逆風だけが味方って、
喜ぶべきか、どうなのか、、うーむ(-ー)。

でも、たまに
 やしの木が見えたり、
村を抜けたり、
牛がいたり、
日本では見ない綺麗な花が咲いていると、気分が紛れますね。
 
ってか、そんな事くらいしか楽しみが無い。

もう、とにかく暑い。
水を掛け、少し走って、水を掛け、、その繰り返し。

そう、水を掛け、、、って、、

手持ちの水がもう無いじゃん Σ(゚д゚;)

やばい。このままだと干上がって死ぬ。←大げさ

どこか水を売っているところは無いのかしら?
こんな農道に無いよな(T-T)。

どうするよ?
と、最後の一滴が無くなる直前、一軒の家を発見。

垣根から伺うと、自販機のようなものが。
す、すみませーん!
このなかにある水を、分けてもらえませんか (・∀・ ;)?

その家のおじいさん曰く、

この水は売りものではないとのこと。

えー、そうなの、、、(何の販売機だよ、冷蔵庫の代わりか?)。

分かりました、他をあたります(´・ω・`)。

と背中を見せたら、そのじいちゃん、
待て待て、今カギとってきてやるから。。と

え、売ってくれるの?(・ー・) ありがとう~♪
 
 
なんだろうこの懐かしい感じ。
子供の頃味わったような郷愁。
 
困ったときはお互い様的な。

おじいちゃんは30バーツと言ってましたが、
御礼をこめて40バーツ渡しました ←少ない

しかし砂漠状態は鋭意続行中。
途中、海が見えたり、
見るも恥ずかしい塩のアートがあったりと、楽しいのですが、
過酷な暑さには、何の助けにもなりません。

あー、少しでも近道したい。
あー、早く到着したい。
 
そんな魔が差す時間帯に、本日最大の悲劇が始まりました。


スタートはガーミンのナビが指したショートカットルート。

いいね。
ショートカットは大賛成(^^)v。

ナビが示した方向に進むと、
ダート。

ま、いいや。 走りづらくても距離が優先。

我慢、我慢っと。
 
 
ガウっ!ガウ! ( `皿´U

Σ(゚д゚;) えっ?

番犬です。

激しく吠えられましたが、首に紐がつけてあるので大丈夫。

怖いなぁ・・。
タイはそこらじゅうに犬がいます。
特に飼い犬は、忠誠心か、人を見るとすぐ吼えるから超怖い。

万が一、噛まれたら狂犬病もありますからね。

そもそも道の入り口に番犬とは、何か意味があるのかしら?

うっすらと不安を覚えながら進みます。
すると目の前に綺麗な塩田。
 
本当に綺麗なピンクの水。

空の青さと、ピンクのコントラストがとても美しい。

こういうのも日本で見ることができない景色だなぁ。
と幸せな気分に浸っていましたが、

どんどん道が細くなっていきます。
 
ガーミンの案内もルートから外れだします。

おいおい、大丈夫かね(-ー;)、
  
ちゃんと一般道に抜けられるのかよ?
 
そんな不安な状況に更に追い討ち。

 
ヴー、ガウッ! (`皿´U (`皿´U

Σ(゚д゚;)

また番犬だ。

しかも今度は

首輪も、紐も無く、 野放しっ
そして、、、3匹も。
 
 
どうやら、ここはただの私有地だったようです。
最悪(-ω-;)彡

どうすんだよ~(-ー;)
あいつらを抜かないと先に進めないぞ。

覚悟を決めて行くかっ!(TーT)


と、とにかく目を合わせたらマズい。
更に興奮するからな。
 
目を合わせないように、そーっと、、

ごめんね(^^;)。
ちょっと通らせてね。。こそっ

ガウッ!ガウッ!ガウッ!
(`皿´U(`皿´U(`皿´U


うわーキタぁぁあ。。。めちゃ怖いわ (゚д゚;)。

びびってる暇は無い。
とにかく、 突っ切ろう。そうすればその先には道が。

ガウッ!ガウッ!ガウッ!
(`皿´U(`皿´U(`皿´U


ひゃ~ (:´゚д゚)/

でも、おびえる振りせず、ゆっくりと、、、当たり前のように

ソロリ、ソロリ、 ・・・ 突っ切ったー!

後ろでメチャクチャ吼えてるぞ。最悪。
早く抜けよう。


って、、

道が。。。

道が無ーい!(T0T)

えーー、ってことはまたあれ引き返すの?(・□・;)


 ぐるぅー、ぐるぅー、ぐるぅー
(`皿´U (`皿´U (`皿´U

無理、無理、無理。
絶対無理 (゚Д゚;)

ガーミンめ!なんて道を案内してくれたんだ!
バカ・ガーミン!!

どうしよう。
目の前は田んぼだけど、無理したらコレ歩けないか?
  
 
うわっ!ぬかるんで足が取られる。

でも、踏ん張れば何とか行ける。
 
すみませんね、折角整備している塩田なのにね。

あそこから畦道に上がれそうじゃん。
 
よしっ、何とかぬかるみから脱出!

という瞬間の一枚。
それまでは恐怖との戦いで写真は無し!

このあぜ道の先が、次の道とつながっているかは分かりません。
 
でも、あの番犬には絶対二度と会いたく無い。
そんな思いで道なき道を走り、
簡単な木造の橋を、滑るクリートの靴で横断し、
迷いに迷うこと1時間。

願いが通じたのか、
アスファルト!(°0° )
 
キタコレ。現世復活じゃない? 
 
ようやくショートカット地獄から開放されましたー!
 
あぶねー(TーT)そして生きて帰れた~。

そして現世に戻ったら、
水やお菓子を売っているお店を発見。

ひゃっほー、脱出の宴じゃあ~♪
地獄からの生還に乾杯。

ガリガリ君は無いので、スイカバーで。
マジうまい(T0T)。
 
生きてるって幸せ ← だから大げさ

おばちゃんから、暑いから日陰に入りなさいって言われた。

ありがとう。
やっぱり人間が住む世界っていいですね。
その優しい一言で全てが報われた感じがしますよ(TーT)。
 
慣れない場所は、幹線道路を走るべきですね。
タイの脇道は、一度迷い込んだら、抜け出せる気がしない。。。
 
  
さて、かなり道草を食ってしまいました。
ここまで160km。

ホテルまでの距離を確認すると、まだ50km以上あります。
 
あれ( ̄◆ ̄;)180kmじゃなかったの?
迷いすぎだろ、俺。
なんか日も傾いてきたけど。

日没まであと2時間しかないので、
疲れた体に鞭打ち、とにかく前に進みます。

昼食からここまで、ほとんど休憩できてないな。
 
休憩できそうなお店はあるのだけれど、
地元の人で盛り上がってる輪に、こんな格好で割り込むのは
さすがに抵抗があるなぁ。

コンビニのような場所があればいいんだけれど。
と走っていると、
チャアムまであと5kmの看板。

よし、もう少しで市街地だ。
市街地にはコンビニもあるし、日が暮れても明かりがある筈。
 
ライトは持ってきてますが、できるなら明るい道を走りたい。
日没と戦うライドって久しぶりだなぁ。

ちらちらサイコン見るのですが、全然距離が伸びません。
日沈は早いのに、全然進まないってどういうこと?←貧脚ってこと

文句を言いながら走っていましたが、いよいよ夜の帳が降りました。

そして、
このゲート。
HuaHinに到着。よっしゃー!ケツがもう限界じゃー!

日が暮れたら急ぐ理由が無くなったので、のんびりと。
HuaHin市街到着。
やっとだよ。
やっと到着だよ(TーT)ウルウル。

計画では180kmなのに、引き返したり、犬に終わて218km。
灼熱の暑さもあって、想定より3時間遅れて到着。

マジ疲れた。
マジ死ぬ (°ロ°;)。

満身創痍でホテルにチェックイン。
汗でべとべとになった体を流して、再び市街地へ。

疲れた体をしっかりマッサージしてもらい、
最後はもちろん
コイツ(タイで一番有名なビール)で締め。
ぷしゅっ、、ゴキュゴキュ・・・・ くはぁ~、うまーーー!(≧∀≦)

翌日。
美しい朝日と共に起床。
念願だったビーチへ。
 
パタヤと違ってとっても綺麗ー!

HuaHin最高ー! 

でもきっと自転車では二度と来ないぞー!

海に向かって思いっきり叫びました。
そんなタイの200kmの旅。

きっと、もう無いな。

では
ヽ(´▽`)/